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故・安倍晋三元総理を偲んで

安倍元総理の突然の逝去に多くの国民が悲しみに包まれた。亀岡事務所に設置した献花台へ手を合わせ、涙される人々が後を絶たない。

福島の復興に尽力され続けた総理大臣の功績を称え、悔しさに胸を痛めている。

今回、東日本大震災以降「政治家・安倍晋三」が福島に残した足跡を紹介する。全県にわたると非常に長編となる為、とりわけ亀岡代議士と大きく関わった日々についてご紹介する。

2011年東日本大震災

物資を積んだトラックで安倍晋三先生が到着、奪還の会メンバーと一緒になって物資を配った。さすが人気者、すぐに人だかりができた。丁寧に一人ずつ握手し、激励した。安倍先生の人気の源は、被災者の皆さんと同じ目線で接すること。安倍先生は相馬から新地へと避難所を世耕弘成先生と一緒に回り、たくさんの物資を届けてくださった。最後に福島市の私の事務所に寄り、事務職員と同じカレーを食べて帰った。

数日後、安倍昭恵さんより避難所の皆さんを励ましたいと声をかけていただき、相馬市や福島市の避難所を案内した。安倍元総理と同じように膝をついて1人1人を励ます姿に本当に頭の下がる思いだった。

2012年3月10日 東日本大震災から1年を迎えるにあたり神道政治連盟による慰霊祭が相馬市(磯部地区)にて執り行われた。安倍先生が会長として、犠牲となった皆様への哀悼の誠を捧げられた。

2012年10月17日 当時議席を奪還しようと多くの仲間で結成した「奪還の会」で集まり安倍新総裁を囲み政権奪還を誓い合った。2ヶ月後に行われた総選挙において全員議席を奪還し、安倍政権がはじまった。

2012年12月4日公示の衆議院総選挙にて政権奪還を果たす!総裁第一声を福島市で行い、総理就任後に「福島の復興なくして日本の再生なし」閣議において全閣僚復興大臣兼務し職務にあたるよう大臣へ発令した。安倍内閣の再出発にあたり亀岡代議士も内閣府兼復興大臣政務官の重責を担う。

2013年7月4日 第23回参議院選挙にて「第一声」を福島駅前で行ない、「福島の復興なくして日本の再生はない。安全神話に寄り掛かって原発を推進してきたことは反省しつつ、復興を加速させる責任がある」と街頭演説で訴えた。

2013年10月19日 東日本大震災の津波被害を受けた福島県浜通り(福島1区内、相馬市、新地町、南相馬市、飯舘村)を訪問。「被災者の要望を受け止め、来年度予算に反映させる。被災地の復興なくして、日本の再興はない」と復興への思いを発信し続けた。

新地町の仮設住宅を訪問した際の様子

南相馬市「タニコー株式会社福島原町工場」、飯舘村「株式会社ハヤシ製作所」を訪問した際の様子

2014年5月17日福島市、桑折町を訪問。はじめに、避難生活を余儀なくされた飯舘村の皆様が集う福島市松川町の仮設住宅を訪問した。

次に、福島市松川町金沢の水田にて田植えを行い、地元のおにぎりと米粉ドーナツを食べながら安心安全をPR

昼食時の記念撮影:ゆず沢の茶屋(福島市荒井)にて

土湯温泉にて 現在土湯温泉観光交流センター「湯愛舞台(ゆめぶたい)」の建つ場所にて、地元の皆様よりバイナリー発電などの復興へ向けた取り組みを説明を受け、実現へ導いた。

福島市飯坂のサクランボを食べてフルーツ王国福島の果樹の素晴らしさと飯坂温泉の魅力をPR。

桑折町「除染土壌仮置場」の現場にて作業にあたる皆さんを励まし、復興に関し様々な面でご理解を頂いている町民の皆様と交流した。

自身が難病指定された病気と闘う安倍元総理は、同じ境遇にある少女を励まし続けた。お手紙をくれた少女の入院する病院に突如総理がお見舞いに行ったことが出会いの始まり。再会する機会に恵まれ、ラジオ番組生放送中にサプライズ登場した安倍総理と共演し、励まし合った。

2014年12月2日第47回衆議院総選挙の第一声として選んだ地は「相馬市」福島の水産物の安心安全だけでなく、魅力を存分にアピールする為、相馬港であがったカレイにかじりつき選挙戦をスタートさせ、東日本大震災からの復興やエネルギー政策(原子力発電所再稼働や代替エネルギーの確保)などを掲げて政権を維持した。

2015年3月1日 NEXCO東日本(東日本高速道路)常磐自動車道全線開通の式典:予定路線決定から49年の時を経て復興への強い意志で前例のないスピードで開通を実現した。

福島県立小高工業高校は原発事故後に「警戒区域」に指定された。原町の仮設校舎で学生生活を送ることになった111人の卒業生へ応援の祝辞を述べた。サプライズで現れた総理大臣の姿に興奮する学生たちの喜ぶ顔をいまもはっきりと覚えている。

2016年3月5日 福島市、復興牧場フェリスラテを訪問し、福島第一原発の事故により、避難休業していた酪農家による共同牧場の整備状況などの説明を受け、新鮮な牛乳、ヨーグルトをPR。
 次に南相馬市にて、JR小高駅を訪問し、常磐線の復旧状況の説明を受けた。また、小高工業高校、小高商業高校の生徒から常磐線再開を心待ちにしているなどの話を聞き、早期開通へ向け約束をする。

2016年6月22日(7月7日)第24回参議院選挙:福島市(福島駅前)で集まった聴衆の皆さんとハイタッチする安倍総理

主役は、「地域」。目指すは、「世界」。地域が誇る、魅力ある農産物や観光資源を、世界にどんどん売り込んでいくこと。若い人たちと共に輝かしい「未来」をつくりあげていく「未来の成長のタネ」への大胆投資や経済対策など。それらを実現することを訴え政権を維持した。

2016年12月10日新地駅 常磐線運転再開記念式典

JR新地駅において、この日運転再開した常磐線相馬・浜吉田間の運転再開記念式典に出席した後、地元高校生が出店する駅カフェで高校生と交流したり、運転再開した常磐線の見送りを行うなど、大勢の人とともに新地駅の賑わいを喜んだ。

南相馬市「㈱タカワ精密」では、ロボットテストフィールドの立地地域となる同市において、精密機械関連企業におけるロボット関連産業との関わり方や観光産業への波及について、事業者の皆さんと車座で懇談が行われた。

飯舘村の「㈲いいたていちごランド」では、ハウス内の栽培場で出荷・販売に係る現状や風評被害に対する取組みなどを聞きながら栽培状況を視察した。また、もぎたてのいちごや、いちごを乾燥してつくられた紅茶を試飲した。

川俣町の「㈲カミノ製作所」では、県産大豆にこだわってクリーンルームで作られる納豆の製造工程を視察し、社長みずからが創作した納豆を使用した料理を試食した。

1日の行程を終えて、川俣町の「吟哉」にて食事を摂り、スタッフの方々と交流した。

2017年4月8日 楢葉町では、本年1月に原発事故後初めて、避難指示が出された区域から原乳出荷を再開した蛭田牧場を訪問し、同牧場経営者の蛭田氏と意見交換。その後、同牧場で搾られた牛乳の試飲や、その牛乳を使って開発されたヨーグルトの試食を行った。

その後、帰還困難区域を除き避難指示が解除された富岡町では、町民間の交流促進や地域コミュニティ再生のために同町が開催している「復興の集い」を訪問し、観光のシンボルである夜の森地区の桜並木を観賞するとともに、ステージイベントに参加し、安倍総理大臣が代表して祝辞を述べた。

その後、帰還困難区域を除き避難指示が解除された浪江町「まち・なみ・まるしぇ」を訪問し、同町の伝統産業である大堀相馬焼の窯元と意見交換するとともに、名物で地域おこしに貢献しているなみえ焼きそば、試験操業で水揚げされたコウナゴのじゃこ、郷土料理であるほっき飯を試食した。

南相馬市では、「福島ロボットテストフィールド」の立地を契機に、学校の再開に合わせて「ロボット・ドローン教室」が行われている小高小学校を訪問し、ドローンや地元企業と県内企業が共同開発した災害対応ロボット等の操作体験を視察した。その後、小高区の「浦島鮨」にて昼食をとりスタッフの皆さんと交流した。

2017年7月1日 川俣町では、帰還された方々の日常生活を支え、にぎわいを生み出すことで、地域コミュニティの再生を図る商業施設「とんやの郷」開所式に出席し、祝辞を述べるとともに、施設内で町民の皆さんと交流した。

飯舘村では、特別養護老人ホーム「いいたてホーム」を訪問し、利用者の方々と懇談するとともに、職員の方々と介護人材確保の課題等について意見交換した。 その後、村内で初めて飲食店として営業を再開した「ゑびす庵」を訪問し、うどんを試食するとともに、事業者の方から営業の再開に至る経緯や村の復興に向けた意気込みについてお話を伺い復興へ向けての思いを共有した。

2017年10月10日 衆議院総選挙の第一声の場所に選んだのは福島市の田園地(荒井地区)福島の食の安心安全と美味しさを全国へ発信し、全国遊説をスタートした。

持続的な成長のカギとして少子高齢化への対応、「生産性革命」、「人づくり革命」を進めていくことを約束し、幼児教育の無償化を一気に実現した。

2018年3月10日 伊達市にて東北中央自動車道相馬福島道路「相馬玉野IC~霊山IC」の開通式に参加し、テープカットを行なった。

その後相馬市では、松川浦漁港原釜地区を訪問し、再建された荷捌き施設等を視察するとともに、7年ぶりに出荷された青のり等を試食して美味しさをPR。

南相馬市では、(有)協栄精機を訪問し、福島イノベーション・コースト構想に向けた物資輸送用ドローン開発の取組等について伺った。

2018年11月24日 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と共に、2020年東京五輪の野球・ソフトボール会場となる福島市の県営あづま球場を視察した。東日本大震災からの「復興五輪」をアピールする狙いがあり、視察後の意見交換で「(五輪を通じて)復興した姿を世界に発信したい」と強調した。

「福島の桃、デリシャス」でSNSトレンドとなるなど話題となった。無観客試合となったことは残念であったが、復興五輪として意義ある大会となった。

2019年7月4日 第25回参議院選挙の第一声は福島市の「あづま果樹園」桃をかじって地元温泉女将さんたちと一緒に遊説活動をスタートした。全世代型社会保障を約束し、政治の安定を継続させた。

安倍元総理に福島県果樹の安心安全のPRも積極的に御協力いただいた。桃のシーズンになると桑折町の献上桃や福島の桃を総理官邸で試食して情報発信を毎年続けた。冬になるとあんぽ柿を同様に試食していただき、2017年は総理公邸に伊達市五十沢小学校の児童が安倍昭恵さんに招待され、あんぽ柿の作り方を説明、PRさせていただいた。

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