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マイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新事業)

成長産業化に向けた革新を図る産業界と専門高校が一体・同期化し、第4次産業革命・地域の持続的な成長を
牽引するための、絶えず革新し続ける最先端の職業人育成システムの構築するための文部科学省マイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新事業)。全国12の実施期間が採択されました。福島県では南相馬市の県立小高産業技術高等学校の「ふくしまの未来を創るテクノロジスト育成事業」が将来性を評価され採択されました。
学生たちの成長と今後の活躍を心から期待しております。

1.背景・趣旨


職業系の専門高校は、我が国の産業振興を担う高校段階での職業人を育成し、これまで我が国の高度成長・工業化に大きく貢献してきた。
その一方、高等学校教育の事実上の全入時代、高等教育進学の多様化といった、社会の構造変化に伴い、専門高校における進路も多様になってきている中、個別の専門高校では特色・魅力ある取組も見られる半面、社会的ミッションである我が国の産業振興に資する人材育成というマクロ政策の観点からはその役割が不明瞭になっており、産業政策・地方創生に向けて産業人材育成機関としての専門高校の在り方を抜本的に充実すべきという指摘も見られる。
人口減少の一層の進展、農業の「6次産業化」という言葉に表れるような従来の産業分類を超えた産業動態のボーダレス化の加速化等を踏まえると、デジタルトランスフォーメーション(DX)・成長産業化を進めることのできる人材育成を担う専門高校の抜本改革は、我が国全体、全国各地の持続可能成長にとって喫緊の課題であり、とりわけコロナ禍の中、世界全体が第4次産業革命に向けたIoT等のDXを進めていく上で、産業政策と高校教育の結節点である専門高校において、持続可能な産業成長・企業変革力の基盤となる人材供給を担う革新の緊急性は高まる一方である。中央教育審議会においても、こうした背景を踏まえ、待ったなしの課題として、専門高校を含め高等学校の在り方を議論しているところであり、文部科学省としても、教育課程の開発・実施・改革に至るまで、企業・産業界と教育界が一体化し、成長産業化を図る企業の変動的取組と高校の地域職業人育成改革の同期化に向け、70年の職業系専門高校の歴史上、前例のない、産業界と一体となった職業系の専門高校教育課程・体制を一気呵成に進め、企業のダイナミックケイパビリティの確保・成長産業化を図るとともに、その人材育成機能を持続可能化する令和時代の人材育成システムを新たに構築していくものである。
本事業はこうした考え方の下、地域の職業人育成を担う専門高校における教育改革と成長産業化に向けた企業改革を同期化して進めていくという国家的な社会要請に基づき、国としてモデル事業を行うことで、全国展開に向けた各種コスト低減を図り、各地域での成功事例の創出を目指すものである。(参照:文部科学省)

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